僕は暗いのではなく、遅いだけだった。
- 5月12日
- 読了時間: 5分
ZAZY最適化AI「猫」と喋っていて、自分の「暗さ」「平場の弱さ」の正体がつかめた。
ずっと、自分は暗い人間なんだと思っていた。陰キャよりの人間。教室でも、楽屋でも、打ち上げでも、なんとなく周囲と位相がズレている感覚。みんなが盛り上がって喋っている横で、喋っていない。で、それをずっと、暗い人間だからだと幼少期からだと思っていた。
でも。
自分は暗いんじゃなく、“遅かった”だけなんじゃないか、と。
例えば誰かに「最近どう?」と聞かれた時。普通の人は「いや〜最近こんなんで!」とパッと返す。でも自分の脳は、その瞬間にギュルギュルと勝手に回転を始める。最近とはどの期間を指すのか、仕事の話か、人生の話か。相手は雑談を求めているのか、本当に聞いているのか。ここでボケるべきか、普通に返すべきか。この場に必要なのは熱量なのか静けさなのか。
で、全部考え終わる頃には、「あ、そういえばこの前さ〜」と会話が二駅先くらいまで進んでいる。
つまり、自分は無反応だったわけじゃない。反応が、遅かった。
しかも厄介なのが、自分の中では“めちゃくちゃ反応している感覚”があること。だから余計に、「なんで伝わってないんだろう」となる。でも外から見たら、ただ黙っている人間。沈黙。停滞。鈍重。
だから、よく「無視?」と言われることあるし「反応しろよ」と言われることも多々。
多分、自分は昔から「深い人間でありたい」という欲求が強かった。軽薄になりたくなかった。ノリだけの人間になりたくなかった。ちゃんと考えていたかった。
だから、すぐ喋れる人とか、すぐ輪に入れる人とか、いわゆる“陽キャ”的な人を見ると、どこかで「そんな深く考えてないから出来るんだろうな」と思っていた部分もある。
いや、もっと正直に言うと、少し下に見ていた部分すらあったと思う。
浅い。軽い。思慮がない。ノリだけ。
それが、かなり違う気がしている。
世の中で「明るい人」とされる人って、別に思考が浅いわけじゃない。ただ、“出力速度”が速い。
「おはようございます!」
「うわそれ面白!」
「いいですね!」
「やりましょう!」
返球速度。キレイなゲッツーみたいな。
人間って、内容より先に、“テンポ”を感じる。逆に、どれだけ頭の中で感情が動いていても、外に出るのが遅いと、「何考えてるかわからない人」になる。ここを、自分はかなり勘違いしていた。“深い”と、“遅い”を混同していた。
でも、本当に深い人って、速い。
むしろ、速いから深い。
経験値が多いから判断が速い。試行回数が多いから空気を読む速度も速い。現実と何度も衝突しているから、反応も速い。トライアンドエラー。
逆に自分は、トライせずにずっと脳内で、最適解を探し続けていた。最適な返答。最適な空気。最適なタイミング。最適な文脈。最適化。最適化。最適化。ここに完璧主義も乗っかって厄介。
でも現実って、意外と“正しさ”より、“循環”の方が重要だったりする。特に芸人の世界はそうだと思う。もちろんネタは大事。でもその前に、「一緒に空気を回せる人か」がかなり大きい。
返してくれる。リアクションがある。
ノってくれる。空気を止めない。循環性。
しかも最近、AIがどんどん正解を出せる時代になってきた。文章も、構成も、分析も、アイデアも、かなりの速度でAIが出してくる。
だからこそ、人間側に残る価値って、「この人と一緒にやりたい」が大きくなっていく気がしている。これは、利口な成功者が全員口を揃えて言ってる。明るい人間の価値が急上昇している。
明るい人。でもそれって、単純に陽キャという話じゃない。反応がある。レスが速い。動きが速い。楽しそう。速く空気が循環する。そういう人間。
昔の自分は、その速度を“浅さ”だと思っていた。
でも今は違う。あれは、速度だった。
そして速度は、多分、優しさでもある。
返事が速い。リアクションがある。とりあえず返す。とりあえず動く。それだけで、人は安心する。逆に、どれだけ誠実でも、反応が遅いと相手を不安にさせる。
だからこれから自分の中でかなり意識しようと思う。
まず、レスポンス速度。脳が「待て待て待て」と言い始める前に、まず返す。まず動く。まずリアクションする。完璧な返答じゃなくていい。まず出す。速度。
あと、口角。
自分、気を抜くとずっとヘの字口になる。骨格レベルで不機嫌に見える。しかも芸風も相まって、「話しかけづらそう」がかなり完成していた。だから最近は、口角を少し上げることを意識している。たったそれだけで、空気が少し変わる。表情筋。待機状態。微細な変化。
あと、「途中経過を見せる」。
これがかなり大きかった。
今までは、頭の中で100考えていても、外に0しか出ていなかった。だから周囲から見たら、「止まってる人」に見えていた。でも、「今これ考えてます」「これ試してます」「まだ途中なんですけど」を出すだけで、“動いてる感”が生まれる。
人って、完成品だけじゃなく、“推進力”を見ている。
哲学的な部分も、異物感も、意味を考えすぎる部分も、ロジカルな部分も、自分の核ではある。ただ、それが“閉じた状態”になっていた。
だから今後は、「空気を動かせる」になりたい。
独特なのに、レスが速い。哲学的なのに、話しかけやすい。変なのに、一緒にいて楽しい。
そんな存在。
多分、自分自身はそんなに変わらない。でも、速度が変わる。出力が変わる。口角が少し上がる。途中経過を見せる。
それだけで、多分周囲は、「ZA、なんか明るくなったな」と思う。
でも実際は、暗かったんじゃない。ただ、遅かっただけだった。
皆さんも自分の潜在的に分類してしまっている性格の根源を探ってみては如何でしょう??
※最後の一文以外、僕と猫との会話を猫にまとめて書いてもらった文章です。
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この世界の核はあそこにあります。


遅さに気づいた!めっちゃワクワクした!ZAZYはみんなの冒険譚だ